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2024-04
月次報告書4月分
正直に話そうじゃないか
日本では新学期が始まる一方で、FTUではSpring Semesterの第二ピリオドが、今月の中旬から始まりました。 もちろん、新学期を応援する鮮やかな桜などありません。ハノイは春を通り越して真夏になりました。 4月下旬の時点で、気温は40度を超えております。 さて、今回はハノイ、そしてFTUについて、9ヶ月に渡って生活してきた私の意見を述べていきたいと思います。これまでなるべく避けてきましたが、酷評も含みます。 まずハノイ全体については、カオスの一言です。想像してみてください。大量のバイクと車が、道を隙間なく、我先にと争うように道路を駆け抜ける場面を。さらにその間を歩行者が平然と横断する状況を。歩行者優先なんて言葉はこの国には存在しません。そしてみんな頑固です。特に女性(というよりおばちゃん)。物売りのおばちゃんの押し売りが本当にすごい。そして彼らの多くは、夜中22時までは爆音で音楽をかけて騒いでもいいと思ってます。そして朝の6時には老男女のラジオ体操のような踊りの爆音で起こされます。近所迷惑という言葉も存在しないみたいです。私の知り合いは近所のおじさんが夜2時までカラオケをしていると言っていました。あと、ごみの収集やインフラが整備されていないため、臭いです。大気汚染が酷すぎて胸いっぱいに息が吸えません。 ここまで聞くとベトナム人は自己中心的と思いますよね。確かにそうなのですが、嫌いになりきれない部分もあります。それは、彼らは本当に人情が厚いのです。友達を家族はとても大切にします。若干お節介な時もありますが、困っているときは知らない人でも必ず助けてくれるし、すぐに友達になってくれます。日本人だとわかると日本大好きだよと言ってくれます。料理も美味しいもので溢れています(人によりますが私は大好きです)。これだからベトナムは嫌いになりきれません。 次にFTUについてですが、こちらもカオスです。まず履修登録の際に、シラバスがありません。これからFTUへの留学を考えている人は、科目名と勘で授業を選びましょう。ただ、それぞれのピリオドの第一週目は留学生のみ、お試しで授業に参加して、その中から選ぶことができるので、そこまで致命的な問題ではありません。 私がFTUに対してキレたのは、ピリオド開始の前日の夜中に、授業の大量キャンセルの通知がきたことです。キャンセルというのは、講義が開講されないということなのですが、FTU様は、このような大事な連絡をギリギリに、または授業日当日にお知らせしてきます。教室に行ったら誰もいない or 先生がいつまでも来ないというのはザラです。キャンセル自体は留学当初からあったため、慣れてはいたのですが、今ピリオドは前日の夜に連絡されたこと、通常の倍以上の授業が急にキャンセルになったことで、さすがにキレ散らかしました。FTU生も怒っていました。 FTU生の多くは、大学に対して不満をたくさん抱いているようで、大体の学生がFTUから抜け出すために、そしてより良い教育を受けるために、在学中の留学や、海外の大学院を目指しているそうです。ちなみに、私たち留学生も同じ意見を持っています。特に元の大学でビジネス系を専攻をしている人の中には、授業の質に対して疑問や不満を抱く人も何人か見られました。そして、少なくとも私は、ベトナムに残りたい、FTUでもっと勉強したいと言っている留学生をほとんど見たことがありません。ただ、私の意見としては留学生は留学生で、旅行や遊びに時間を費やす人が多いと感じました。FTU側も留学生の出席には少し目を光らせていたような気がします。私は、多少不満はありましたが、貿易や経営、マーケティングなどビジネス系の学問はほとんど知識がなかったため、FTUで学ぶことができてよかったと思っています。授業の選択肢がたくさんあったため、どの分野が自分に合っていて、どの分野が合っていないのかを知ることができました。
国際コミュニケーション学科 3年 交換
2024-03
またトラブルに見舞われました。今回はATMにクレジットカードが飲み込まれるという、海外ではあるあるのトラブルです。 ここまで様々な経験をしてきましたが、留学の期間も残り少しというところで、初歩的なトラブルにも巻き込まれるんだな、と妙に感心しています。 クレジットカードが飲み込まれても、案外冷静に対応することができました。近くにいた人にGoogle翻訳で話しかけて、オペレーターと対応してもらいました。ただ、ここからがベトナムクオリティ。当初、オペレーターはカードを取り出すのに5〜7日かかあると言いました。旅行で滞在しているわけではないので、了承しましたが、7日以上経っても、銀行から全く連絡が来ませんでした。不審に思ってカスタマーサポートに連絡し、担当の支所に連絡すると言われましたが、さらに1週間経っても連絡がなく、再度連絡をしました。すると、取り出せる正確な日時わからないと言われたので、痺れを切らし、大事なものだからすぐに取り出してほしいと強めに言ってしまいました。その夜22時頃に、カードを取り出したから翌日に取りに来るよう連絡がありました。ここまで強くいうか、泣きつくかしないと動かないものかと思ってしまいましたが、無事にクレジットカードが戻ってきてよかったです。 カードがATMにスッタク中の間は、カードをもう1枚所持していて、かつ、もしスタックされたカードが利用されればスマホで把握できるように設定していたので、特に生活に困ることはありませんでした。 残り少しの期間といえど、気が抜けないのがベトナム留学なのかもしれません。ただ、今回の件で、自分自身も驚くほど冷静だったことに度重なるトラブルによる成長を強く実感しました。 今月の写真は、最近ようやく手に入れた大学指定のジムコートと、ガールズナイトでジェンガをした際の一部始終の写真です。ジムコートは本来留学生は購入できないのですが、大学の留学関係のオフィスの方が希望者に特別に注文をしてくれました。一生の思い出になると思い購入しました。1200円です。 ついに帰国まで残り100日を切りました。帰国する日に、最高の留学だった!と言えるように一日一日を大切に過ごします。まずは来月の初めにある期末試験を頑張ります。
国際コミュニケーション学科 3年 交換
2024-02
月次報告書2月分
旧正月
2月は旧正月休みで、大学が3週間ほど閉鎖していました。現在でも旧暦を使用するベトナムにとっては、1月後半から2月上旬にかけてが日本で言う所の年末年始で大忙しでした。大掃除、断捨離、祝い事の用意、帰省など、私が一ヶ月前に終えた雰囲気が再び戻ってきたことには違和感がありました。旧暦で過ごすことは今までにない体験だったので、旧正月(テト)の雰囲気を味わえたことは貴重な機会でした。 テト休みに入る少し前にバディ(留学生をサポートしてくれるFTU生)に会い、二人でチェー(写真:ココナッツ味のデザート)を食べながら談笑しました。実は今まで腰を据えてバディとお話ししたことがなかったのでとても嬉しかったです。Messengerでやりとりはしていたのでそれなりに中は良かったのですが、このチェー座談会を通してより仲が深まった気がします。バディには留学当初から本当に助けられているので、帰国するまでに何かお礼ができたらいいなと今から考えています。 今期から新しく加わった留学生メンバーとの交流する機会もだんだんと増えてきました。今回もたくさんの人と出会っていい思い出をつけれたらいいなと思っています。友人からの情報によると、今期はピリオド2から加わる留学生も何人かいるそうです。今から楽しみです。今回も大学側が留学生のために用意してくれるイベントもあるそうなので、それらにも積極的に参加しようと思います。 あんなに長く感じた留学期間が残り4ヵ月になり、急に時間の流れの速さを感じました。一日一日を貴重な時間として捉え、最後まで精進していきます。
国際コミュニケーション学科 3年 交換
2024-01
月次報告書1月分
再スタート!
留学期間も折り返し!次々と期間を終えた留学生たちが帰る中、今月8日からSpring Semesterが始まりました。新たな留学生も加わり、友人の輪がさらに広まりそうです。  新たな出会いもある中、たくさんのお別れもありました。Fall semesterで留学期間を終えた仲間たちが、次々と帰国していきました。3ヶ月間一緒に過ごしたルームメイトともお別れしなければならず、寂しいと感じる日々が続きました。  それでもやってくる新学期。いつまでも弱気のままでは過ごしていられません。1週間のトライアル期間を通して、今ピリオドも4つの授業を履修しました。(詳細は学習編でお話しします)お馴染みの午前6時45分から始まる1限は、今ピリオドも週に2回あります。授業時間も2時間半と、日本の大学とは大きく異なる部分も、半年も経つと慣れるものです。それでも朝早起きするのは大変ですが、、、。  半年間の留学を終えて帰国する人たちを見てきて、私は留学期間を1年にして良かったと思いました。確かに母国は恋しいですが、この半年を振り返ると、トラブル続きだったこともあり、何事においても満足のいく成果を上げられなかったと感じました。このまま貴重な時間を何もせずにただただ過ぎるのを待つだけでは、留学の意味がなくなってしまうことに不安と焦りを感じました。今一度、留学の目的を再確認し、半年後の帰国日までに、「とても良い経験だった。留学して良かった。」と強く思うことができるように、残りの日々を大切に過ごします。 ◯滞在先 10月から同居していた友人や同じアパートに住んでいた知り合いの方たちがついに帰国してしまい、また一人暮らしが始まりました。最初は寂しいと感じていましたが、大学の授業が始まるとともに慣れてきました。新たな入居者も増え、交流の幅が広がりそうです。 ◯食事 退院してからは、自炊を心がけています。確かに近所には安くて美味しいお食事処がたくさんありますが、衛生環境や、食材の鮮度はとても良いとは言い難いです。ベトナムの市場では、生のお肉や魚が外で常温で売られていたり、路上に野菜を並べて売られていました。ハエなどがついてもお構いなしです。実際、食中毒になる人もいます。食中毒まではいかなくても、食べ物は体づくりの重要な役割を担っているため、出所のわからないお肉や野菜を大量に食べるのは体に良くないと思いました。友人たちとの付き合いなど以外は、スーパーマーケットで食料を調達し、調理するようにしています。(スーパーの野菜は比較的綺麗に保たれています。)(友人との付き合いでもなるべく衛生環境の整ったお店に行っています。) ◯クラス 後の気候の項目でお話ししますが、今月はハノイでも10℃を下回る日が続きました。これはハノイにとっては大寒波らしく、普段10℃以下になることはないそうです。そのため、驚くことに、授業がオンラインになる日がありました。ハノイの小学校や幼稚園などは休校になるそうです。日本でも台風や大雪で通学が困難な場合は休校(休講)になりますが、「寒くて布団から出られないから」が理由になることはありませんよね。すごく面白かったです。特にこの大寒波休み制度が大学に適用されることはなかなか無いらしく、FTUの4年生から、「経験したことない、すごく珍しい」と教えられました。思わぬところで貴重な経験ができて、ある意味ラッキーでした。 ◯友人関係 新しい授業=新しいクラスメイト。今ピリオドでも新しい出会いがたくさんありました。留学生は学部や学科、コースとは関係なく、好きな授業を履修できるので、たくさんのFTU生たちと出会えるのが良い点です。 グループ決めでは留学生を積極的に招いてくれたり、ベトナムの魅力や文化の違いをたくさん教えてくれたりと、いつものことながらとても優しい人たちが多いです。べトナム人あるあるで、たまにお節介、、というか必要以上に交流したがる人もいます。それも含めて面白いです。 今季から参加する留学生の人たちとは授業が一緒の何人かとはお会いしたのですが、今季からの留学生向けのオリエンテーションには参加できなかったので、まだ全員とは交流できていません。FTUが定期的に開催する留学生向けのイベントなどで交流できたらなと思っています。 ◯気候 1月上旬までは20℃を超える暖かい日が続いていたのですが、後半は雨が続いたり、10℃を下回る日が何日かあったりしました。流石に寒いと感じ、暖房をつけること日もありました。ハノイの冬は寒いとは聞いていましたが、まさか暖房を使用する日が来るとは思っていませんでした。ただ、寒いと言っても日本(東京)の秋半ばくらいの寒さです。とは言え、ベトナム人にとっては耐え難いものらしく、ここ数年で最も寒い期間だったらしいです。(最低7℃)友達のドイツ人は「フィンランドにいた時はマイナス20℃でも学校行ってたわ!」と言っていました。 ◯衣服 寒い日が続いた時は、普段の冬服に加え、ヒートテックやネックウォーマーが大活躍しました。ハノイでは、ダウンジャケットや厚手のコートをきている人をよく見かけます。バイクに乗る人たちは手袋がマストらしいです。
国際コミュニケーション学科 3年 交換
2023-12
今月で秋学期が終わりました。半年間の留学を終えた仲間は次々と帰国の準備をしています。1年間残る組はというと、来月からまたすぐに春学期が始まるため、履修登録に追われつつ、束の間の休みを謳歌しようと必死です。 今月は半月以上デング熱で苦しんでいたこともあり、最後の授業にすら出席できず、あっという間に年の瀬になってしまいました。ベトナムでは旧暦の文化が残っているので、年末年始が感じづらいように思います。(気温も高いし。)友人はクリスマス当日の気温が25℃あったことを受け止めきれずにいました。こんなのクリスマスじゃない、とのことです。 仏教国ということもあり、やはりクリスマスはそこまで重視しておらず、休みになるどころか、クリスマス当日に期末試験を投下してきました。 色々ツッコミどころがあるのがベトナムです。最近の口癖は「まあベトナムだし、」です。そんな感じで、今月は特に大きなトラブルを起こすことなく、落ち着いて新年を迎えられそうです。 ◯滞在先 ルームシェア継続中です。友達とすぐに話せる環境、いいですね。 ◯食事 デング熱中、2週間以上何も食べていない状態が続いたので驚くほど胃が小さくなりました。消化に悪いものはなるべく食べないようにしています。 ◯クラス 今月は期末試験のみがクラスメイトと会える機会でした。入院中、中間試験のレポートやプレゼンテーションを私の分まで担当してくれた友人たちには本当に感謝しています。春学期に、また別の授業で会えたらいいなと思います。来年卒業してしまう友達とは写真も撮りました。 ◯週末の過ごし方 今月は期末試験があったので、基本的には試験勉強とレポートの作成に時間を割きました。帰国してしまう友達とご飯に行ったり、クリスマスの夜には留学生同士でちょっとした食事会をしたりしました。 ◯気候 ハノイもついに冷え込むようになりました。朝起きると寒いと感じることもありました。しかし、その1週間後には薄手の長袖1枚で過ごせるほど暖かくなりました。寒い日の気温は、日本の秋くらいの気温なのですが、気温の寒暖差が激しく、体調管理が大変です。 ◯衣服 留学当初から先月上旬までは、半袖でも暑くて仕方のなかったハノイが今では厚手のセーターでちょうどいいくらいです。特にバイクタクシーに乗る時はジャケットなどを羽織らないと風が寒くて乗れません。 今月の写真は、私が見かけたクリスマスツリーの中で、最も気に入ったツリーの写真です。アイデアが面白くて好き。来年はこれ以上問題が起こることなく、最後まで楽しく安全に暮らせればなと思います。 良いお年を!
国際コミュニケーション学科 3年 交換
2023-11
月次報告書11月分
デング熱、そして入院
 毎月何かと不運なことが起こる私の留学生活ですが、今月はデング熱にかかって入院しました。今回も長文です。今月は注意喚起も込めて、起こった出来事をご報告します。これから東南アジアに留学を考えている人には特に今回得た情報と教訓を共有したいです。  現在ハノイではインフルエンザが流行しています。デング熱は先月から大流行していたそうです。  事の経緯をお話しします。今月の中旬、履修している授業の教授もインフルエンザになられていました。私はその1週間後に高熱を出しました。その教授が2日くらいですぐに復帰したこともあり、私はインフルエンザを疑っていました。すぐに保険会社に連絡して、クリニックの予約をとってもらいました。発熱したのが夜だったので、翌日の午前中にクリニックに行きました。その後、インフルエンザとコロナの両方を2回ずつ検査しましたが、どちらも陰性でした。40℃近い高熱が2、3日続いていて、ただの風邪ではないことは明らかでした。インフルエンザとコロナの両方が陰性とわかった翌日あたりにデング熱の検査をしたところ、陽性でした。デング熱はインフルエンザやコロナと同じで、特効薬はないため、治療方法としては解熱剤で熱を下げながら様子を見るという治療を施されました。  デング熱が危険とされているのは発熱ではなく、合併症です。主に気をつけなければならないのは、肝機能の低下、血小板の減少、黄疸、腹水などです。今回の診断結果は、デング熱、血小板と白血球の低下、肝機能障害でした。とにかく高熱が辛く、スポーツドリンク以外摂っておらず、ご飯が食べれない状態で体が弱っていたため、デング熱と分かった翌々日にクリニックで点滴を打ちました。しかし、状態は良くならず、そのまま大病院に緊急入院することになりました。超音波とCTで内臓の検査をした結果、私の場合は内臓(特に肝臓)の症状が重かったそうです。  入院して2日後くらいには熱が下がりました。肝機能異常や血小板や白血球の低下が改善するまでは退院できませんでした。血小板と白血球が異常に少ないため、少しでも出血してしまうと、命の危険があるため、歯茎からの出血の可能性が高い歯磨きができないことが辛かったです。熱で体が辛いうちは入浴もできませんでした。また、私が入院した病院だけなのか、海外の病院が大体そうなのかわかりませんが、日本の病院で出てくるような栄養を考えた、決められた食事ではなく、自分でメニューを選べました。パスタやチキンステーキなど病院にしては豪華すぎる食事に最初は驚きました。病院の食事なのにレストランで出てくるような食事でとても美味しかったのですが、発熱してからほとんど何も口にしていなかった私の胃には負担が大きく、メニューにある料理を注文してもなかなか食べられず、大変でした。(退院する頃には食べられるようになったので楽しむことができました。)しかし、担当のスタッフに言えば、おかゆや野菜など自分が食べられそうなものをリクエストできました。このように入院生活は何かと不便でしたが、大病院に移らなかったら命の危険があったと思うとこのような不便も許容できるほど、デング熱の闘病は大変でした。  私が今回かかったクリニックは日本人向けのクリニックで、入院した病院は国際病院で日本人の医者も1人勤務されていたので、言語で困ることはありませんでした。英語と日本語が通じることも私にとっては救いでした。このような予測しない事態のために、緊急時に役立つ英語も留学のために覚えておくと便利だと強く感じました。今回私は、入院生活を通して医療に関する英単語をいくつか覚えることができました。ある意味貴重な経験ができました。  これから留学をする生徒や、海外に渡航する予定がある人は、受けられるワクチンはできるだけ受けることと、虫除け対策など、病気から身を守るためにできることはしっかり行うことを強くお勧めします。また、体に少しでも異変を感じたら、すぐに医者に見てもらいましょう。病院に行く場合は、まずは保険会社に連絡すると便利です。保険会社の方が提携先の病院の予約など、迅速に対応してくださります。大学へ報告もしてくださるので、体が辛くて何もできなかった私にとって保険会社の方の対応はとても助かりました。さらに今回、入院した後、私の母がハノイまで駆けつけてくれました。保険で保護者の渡航費や宿泊費など全て保険で賄ってもらえるそうです。保険の大切さ、凄さを学びました。海外保険は大事です。また、私の母が、留学する学生の保護者はこのような事態のために、パスポートは用意しておいた方がいいと言っていました。私も同じ意見です。留学は何が起こるかわからないということを改めて思い知りました。  他にも今月の報告したいことはたくさんあるのですが、何故このデング熱騒ぎが大きすぎたため、今回はデング熱中心の報告となってしまいました。けれどそのくらい注意喚起が必要だと感じたのも事実です。私がデング熱になって収穫できた情報もたくさんあります。今後留学する人にとって役に立てば本望です。人生の貴重な経験として今後は笑い話にしていこうと思います。来月は明るい報告ができるよう頑張ります。 ◯滞在先 相変わらず先月引っ越したアパートでルームシェアをしています。大学入学後から一人暮らしに慣れていたため、友達と過ごす日々は毎日とても楽しいです。ストレスなどを心配していましたが、杞憂でした。ルームメイトの友達や家族がハノイに来るときは彼女は不在のため部屋が寂しくなります。周りからは同棲しているカップルみたいと言われています。 家賃や電気代は完全に折半です。共同財布にそれぞれお金を毎月入れて、洗濯洗剤やトイレットペーパーなど、2人で使う日用品はこのお財布から購入しています。 ルームメイトは1月の中旬で帰国しまうため残りの半年が今から暇になりそうで、本当に帰ってほしくないです。 ◯食事  外食中心の生活ですが、最近炊飯器を初めて使ってみてお米を炊くことができるようになってからは自炊もしています。母が日本食をたくさん持ってきてくれたのでこれからはそれらを消費していこうと思います。日本人には日本の食事がやはり体に合うと実感しました。ベトナム料理は美味しく、大好きなのですが、どこか体に合わないそうです。お腹の調子が悪い、という日本人はたくさんいます。大概は大したことないのでほっといてしまうのですが、これらは慢性化すると体によくはないですよね。短期ならいいと思いますが、長期滞在者はできるかぎり体に合うものを食べることも大事だと思います。 ◯通学 すっかりベトナムの時間感覚が身についてしまいました。始業時間から15分以上先生が来ないのは当たり前なので、生徒も遅れてやってきます。留学生もみんなこのスタイルに慣れ、ゆっくり登校します。今回私が履修した教授で、30分から1時間くらい遅れて始める教授がいます。この教授が今までで一番授業を始めるのが遅いです。ちょっと家を出るのが遅すぎたかなと思っても授業が始まっていた試しがありません。5分前行動の日本、15分遅れの行動のベトナム。ゆるい時間感覚なので、時間に厳しい日本に戻った時、感覚を戻すのが大変そうです。 ◯クラス 20人以下の少人数のクラスや100人以上の大クラスなど様々ですがみんな仲良くしてくれます。 今月の20日は「先生の日」と言ってベトナムの学生たちは先生に感謝をする日だそうです。FTUの学生たちもクラスでプレゼントを購入して渡していました。一番驚いたのが、授業中に突然音楽系のサークルが教室に入ってきて先生の日のプレゼントとして弾き語りを披露した事です。驚いたのはそれだけでなく、私が留学生とわかると日本の歌を歌ってくれと言われ、クラスの前でカラオケをしました。カオスな状況でしたが、堂々としていてよかった、いい経験ができたねと周りの友達は言ってくれました。確かにFTUだからこそできた経験だったと思います。このような感じで中間試験のレポートやプレゼンテーションで忙しいこともありますが、楽しいことにも溢れています。 ◯週末の過ごし方 今ピリオドからはFTUの授業に慣れてきて少し余裕があったので、週末はずっと勉強!ということはあまりありませんでした。逆に、新しいピリオドから仲良くなった友人との交流が増え、ご飯を一緒に食べに行ったり、カフェで一緒に勉強したりするなど、出かけることが多くなりました。それ以外はレポートやプレゼンテーションの作成に時間を当てているという感じです。 ◯友人関係 留学生同士で交流したり、日本人同士だったり、FTU生だったりと様々です。とにかくみんな優しく仲がいいです。私が入院した時はたくさんの人がお見舞いに来てくれました。メッセージもたくさん届き、それらが励みになりました。日本にいる友人からも励ましのメッセージが届いたり、心配してビデオ通話をしてくれたりと、とにかく心強かったです。たくさんの人に心配をかけ、申し訳ないとも思いましたが、たくさんの人から励まされ、嬉しかったです。持つべきものは友というのはこういうことを言うのだと思いました。 ◯携帯電話 今月もバディの子に電子マネーで通信費を払ってもらい、現金を渡すと言う方法で払いました。携帯に関しては特にトラブルはないですが、SIMカードのプランで私の携帯からは電話がかけられないのが不便なこともたまにあります。今回発熱した時や、先月の足の怪我の時など、神田外語大学が推奨する保険会社にはLINEの無料通話でつながり、かかったクリニックとは公式LINEで連絡を取ることができますが、病院やクリニックなどによっては自分からかける必要があるかもしれないので、心配な場合は渡航前に携帯については調べておくと良いと思います。 ◯気候 今月に入って、ハノイも急に冷え込むようになりました。扇風機も使わなくて良いほど気温が下がり、半袖のみでは肌寒いです。曇り空が続いており、雨が降ることもあります。風も出てきて、湿気も落ち着いて過ごしやすいです。個人的には今が一番過ごしやすい時期で、日本(関東)の初秋のような気温だと思います。 ◯衣服 私の失敗の一つとして、なるべく荷物を減らすために冬服を持ってこなかったことが挙げられます。現地で購入できると考えていたのですが、服に関しては物価はそこまで日本と変わらないこと、また、ベトナム人の骨格やベトナムの流行に合わせて作られているため似合う服があまりないと言う不便さが立ちはだかりました。ユニクロとH&Mが生活圏内にあるのでとりあえず何着か購入しました。ユニクロは日本より少し高い値段設定な気がします。どちらも日本とは少し異なるデザインの服があり、選んでいて楽しかったです。緊急で母が渡航する際に日本から冬服も持ってきてくれたので助かりましたが、日本より南のハノイとはいえ、半袖では過ごせないため、冬服もしっかり持ってくるべきでした。特にこの時期は、バイクタクシーに乗る際は気温が高くても風を受けると寒いと感じることもあるのでジャッケットなど上に羽織るものやヒートテックなど防寒対策グッズはやはり必要です。 以上が今月の報告になります。先月に続き、長々と書いてしまいましたが、1ヶ月の間にそれだけのイベントが留学中には起こると捉えていただけたら幸いです。楽しいことも大変なことも、何もない日もありますが、全て私にとって必要な経験だと思って過ごしています。今月の写真はもちろん(?)、デング熱で入院中の点滴の写真と、日本の病院ではあまり見かけないであろう、豪華な病院食(チキンピカタ)の写真です。 病人の胃にはキツかったです。今月もありがとうございました。来月もお楽しみに!
国際コミュニケーション学科 3年 交換
2023-10
今月はご報告がたくさんあります。(昆虫が苦手な方は閲覧注意) まず、タイトルにある通り、怪我をしました。また、ルームシェアも始めました。こうなった経緯は全てゴキブリという昆虫に原因があります。  今月の初めに私は元々引っ越しの予定がありました。ベトナムに入国してからというもの、幾度となく家探しに頭をかかえさせられましたが、同じ日本人留学生の先輩のおかげで、ついに残りの留学期間分滞在できるアパートを見つけることができました。私が引っ越ししたのち、同じサービスアパートに滞在していた友人(日本人)も引っ越しを決めました。私たちが以前住んでいたサービスアパートメント(私が先月まで住んでいた)は、電気代や水道代がかからず、クリーニングサービスもついている代わりに、1ヶ月の家賃が高く、隣の家との距離の関係で、部屋に日光が入らないという悩みがありました。私の引っ越しをきっかけに、友人も新たな滞在先を決めたようなのですが、この滞在先にとんでもない問題がありました。そう、ここでゴキブリ(以下G)が登場します。  友人はより安い家賃の家を探すため、彼女のベトナム人の友人に手伝ってもらい、本当に現地の人たちが契約するようなアパートの一部屋を借りることになりました。しかし、その部屋は以前は2人の男子大学生が住んでいたそうで、とても綺麗とは言える環境ではなかったそうです。友人の引っ越しに伴い、大家さんがクリーニングを頼んでくれたため、引っ越す当日までにはある程度綺麗にはなっていたそうです。ある日、私はその友人の引っ越しを手伝うために彼女の部屋に初めてお邪魔しました。清掃がなされたとはいえ、床の砂埃や角に埃が溜まっていたので私たち自身で掃除することにしました。拭き掃除のために水道の蛇口にかかっていたタオルを取ろうとしたその時ーーー!タオルの下で二匹のGが交尾していたのです。大きなGが二匹も、それも予想していなかった場所に現れて思わず固まってしまいました。私も友人も大パニックです。急いで殺虫剤をかけて一段落しました。しかし恐怖はここからなのです。なんとキッチン中に撒いた殺虫剤のせいで何匹ものGたちがぽとぽとと換気扇や棚から落ちてきたのです。合計で20匹以上はいました。それだけでなく、小さな、まだ成虫ではないGもいました。引っ越したばかりの部屋がこんなG屋敷だと思っていなかった友人は困り果てていました。そこで私は、ルームシェアを提案しました。あと半年も滞在しない彼女と契約してくれる大家はそういません。友人があまりにも不憫で、一人暮らし用のアパートだとわかってはいましたが、私の方の大家さんと相談したところ、快く承諾してくれました。こうしてルームシェアが始まりました。  さて、いつどうやって私は怪我をしたかというと、それはルームシェアを始める数日前に遡ります。初めのG騒動(交尾の事変)の次の日、完全に前の家との契約が終り、泊まるところがなくなってしまった(それかG屋敷に住むしかない)友人を、私がとりあえず自分の新しい家に止めることにした夜、友人が貴重品をG屋敷に置いてきてしまったことに気づいたため、もう一度その部屋に行くことになりました。部屋に行くと案の上Gがいました。まだ息があったため、追い討ちをかけようと洗剤と殺虫剤を吹き替えると、なんとそのGは殺虫剤を持った私を目掛けて飛んできたのです。突然のことでびっくりして、私は勢いよく後退りしました。その時に運悪く、足を壁にぶつけてしまいました。アドレナリンが出ていたのか、痛みを感じることなく、逃げるように私と友人は貴重品を持ってその部屋を出ました。その翌日にはルームシェアをすることを決め、友人の荷物を全て運び出しました。(その日はなぜか一匹も遭遇しなかった。)以来、あの部屋には2人とも訪れていません。  怪我をした当初は痛みが弱かったのですが、数日経っても痛みがひかないため、骨折を疑い、病院に行きMRIをとったところ打撲らしき内出血が見られたのみで特に骨に異常はありませんでした。ただ、Gに驚いて怪我をしたことを医者や保険会社の方に話すのはGに負けた人間のようで恥ずかしいやら悔しいやら、複雑な感情がありました。 以上が今月起こった出来事です。今月は初の期末試験という留学の中でも特に大きなイベントがあったのですが、こちらの出来事の方が衝撃的すぎました。期末試験やその他の’楽しかった’出来事などは下記にある項目ごとの報告でお話ししますので、よろしければご覧ください。 ベトナムに来て、多少なりのGやネズミなどは覚悟していましたが、さすがに大量過ぎました。一生分のGを見た気がします。ちなみに、私の新しい滞在先では誰もGを見たことがないそうです。しかし友人が私の家に泊まった初日、ベランダに仰向けになったGがいました。私は彼女をGの女王か何かだと思っています。 長くなってしまいましたが、今月の報告は以上です。今後は彼女とのルームシェア生活の様子も少しずつお話ししていく予定です。今後ともよろしくお願いします。 〇滞在先 またまた引っ越しました。今回の滞在先はFTUの日本人留学生が既に数人滞在していて、以前そのうちの1人に大家さんの連絡先を教えてもらい、長期で契約することができました。今月から留学終了までの契約をしました。ついに引っ越し生活も終わりです!本当に家が見つかってよかったです。そして、先に述べたように、現在友人とルームシェアをしています。ベッドは一つしかないのですが、ダブルサイズくらいあるので2人で寝ても十分な広さがあります。水道代はかからず、家賃と光熱費のみを支払っています(友人と半分ずつ)。 〇食事 新しいアパートのキッチンは以前よりも広く、電子レンジも、炊飯器も備え付けてありました。今月はゴキブリ騒動や期末試験などで忙しかったため、外食がメインでしたが、これからどんどん自炊していこうと思います。ベトナム人の友人たちにベトナム料理のレシピを教わりたいです。 韓国の友人が中華料理にハマっていてよく中華料理の美味しいお店を教えてもらうため、最近は中華料理を食べることも多いです。 〇通学 今回の滞在先も、以前の滞在先と変わらず、大学から歩いて5分程度の距離です。以前の滞在先と現在のアパートの位置は、大学を中心に対称となっています。 〇クラス 期末試験は今月の中旬から下旬にかけて行われたため、ピリオド1のクラスメイトと会うことはなかなかありませんでした。 今月末から新しいピリオドが始まりました。(FTUは2セメスター4ピリオド制です。1学期に2回ピリオドがあり、ピリオドごとに履修科目を選びます。)新しい科目を履修することで新しい友人関係を築くことができるので積極的にクラスメイトと仲良くしたいなと思っています。FTUは特に中間試験としてグループワークが多いので友人関係を広げることは大切です。 授業は愛かわらず難しいものが多いです。英語を学んでいるのではなく、英語で経済や物流を一から習っているので難しいと感じることは当たり前です。特にクラスメイトたちはすでに必修科目などで基礎知識を身につけているので私との間に差が生まれてしまうのは自然なことなどだと思うようにした途端、心が軽くなり、逆についていってやろうという気持ちも芽生えました。今ピリオドでも懲りずに4つの授業を履修しましたが、自分の決めたことはめげずに最後まで頑張ります。 〇週末の過ごし方 今月は平日も週末も同じように過ごしていました。期末試験直前は毎日カフェに行って試験勉強を行いました。その結果店員さんと顔見知りになりました。ベトナムのカフェの多くは7時から23時までと、朝早くから夜遅くまで営業しているので、日中だけでなく夜から行くこともあります。ドリンクの値段もリーズナブルなので、留学前よりもカフェに行くことが増えました。 また、ジムにも通うようになりました。家の近くにあり、時間があれば気軽に行っています。やはりベトナムの街を歩くには道路が整っていなかったり、大気汚染で空気が汚れていたり、貴重品に気を遣って歩かなくてはならないので、有酸素運動をしたい場合はランニングマシンを使う方が私は安心できます。1回5万ドン(約300円)くらいです。来月になったら月単位で契約しようと思っています。 〇友人関係 期末試験準備期間は旅行に行く人が多く、多くの友人が不在でした。私は履修した授業の試験の日にちが直前までわからなかったため(知らされなかったため)、特に旅行などはしませんでした。旅行に行っていれば大量のゴキブリに出会うことも、怪我をすることもなかったのでしょうが、、、。残った人たちで一緒にご飯を食べに行ったり、夜遅くまでお話ししたりしました。 〇気候・衣服 ついに湿気が落ち着いてきました!気温も下がってきて、扇風機のみでも過ごせる環境になりました。ただ、まだ長袖を着るには暑い状況です。(バイクタクシーに乗るときは長袖を着ないと寒い日もあります。)私の中で、世界の気候の違いは食事の次に匹敵するほど興味深いものです。特に、海外にこれほど長く滞在することは初めてなので、気候の違いを存分に感じられて楽しいです。 ベトナムは縦に長い国なので、北部と南部では気候が全く違うそうです。北部は日本と同じように四季があり、南部は南国のように雨季と乾季があるそうです。 今月の写真は、October festival にいったついでに訪れた旧市街にある教会の前で撮った1枚とFTU Dayと呼ばれるFTUの新入生歓迎会の帰りの人混みの写真です。多くの人がFTUに訪れた結果、これまでで一番の交通(&人)渋滞が起きていました。
国際コミュニケーション学科 3年 交換
2023-09
月次報告書9月分
慣れてきた
 9月1日から9月4日まで、独立記念日などの祝日で大学が休みでした。日本のGWのような休みで、旅行に行ったり、帰省したりする学生がたくさんいました。そんな中、特に予定を立てていなかった私は旅行に行かないい組の友達と一緒にご飯を食べたり、映画を見たりしました。Holiday最終日の夜にはみんなで日本食パーティーをしました。ハノイには日本人街と呼ばれるキンマ通りにたくさん日本食のレストランや、日本の食材を取り揃えたスーパーがあるので、意外と日本食を作るのには困らないんです。今回は、お好み焼き、焼きそば、ポテトサラダを作りました。結構多めに作ったのですがすぐになくなってしまうほど大人気で、どの料理も喜んでもらえてとても嬉しかったです。 今月は留学生に向けてベトナム語をFTU生が教えるクラスが開かれ、友人に誘われて私も参加しました。留学前にベトナム語の授業を履修していたので、他の学生よりも知識があり、発音記号の読み方や、発音の仕方などを知っていたため、積極的に発言することができました。FTU生にも上手だと認められ、とても嬉しかったです。簡単な自己紹介や数字を数えられる程度のベトナム語力ですが、留学前に身につけておいてよかったととても思いました。このベトナム語の授業で知り合った同い年の女の子ととても仲良くなり、先日彼女の実家に招待され一晩過ごしました。彼女の家族はとても親切に私をおもてなししてくださり、美味しいご飯とカラオケを共に楽しみました。(ベトナムの家庭にはカラオケがあるのは普通のことだそうです) 添付した写真はその日の夕食です。生春巻きとハノイの郷土料理、Chả cá lã vọng (チャーカーラボン)という魚料理です。ほんのりカレーの風味がする煮魚に近い料理でした。初めて食べる料理でしたが、私はこのChả cá lã vọng がとっても大好きになりました。 そして、今月末でついにピリオド1が終わりました。10月は上旬から中旬にかけて期末試験があり、下旬に新たなピリオドが始まります。 ◯滞在先 先月中旬に、ホテルからアパートに引っ越しましたが、契約の都合上で部屋を移動しました。以前より小さめの部屋への移動になりましたので、家賃も下がりました。現在のアパートには今月まで滞在してし、来月からは別のアパートへ再び引っ越す予定です。 ◯食事 行動範囲と人間関係の幅を広げたことで、外食の機会が以前よりも多くなりました。留学生の中で、自炊をする人は少ないみたいです。私は基本自炊という名のズボラご飯か外食です。外食と言っても、私の住んでいる地域は学生向けのリーズナブルなお食事処が多いため、そこまで食費は膨れ上がりません。むしろ自炊より安くつく気がします。 ◯クラス 相変わらず難しいですが、上手く立ち回るコツを掴み始めたのか、先月よりはストレスを感じません。Human Resource Management の授業でついに手を上げて発言することができ、ポイントをもらうことができました。個人的には30点くらいの出来の回答でしたが、教授は good と言ってくださいました。 ◯課外活動 課外活動、というわけではありませんが、現在履修した授業とは別に、留学生向けのベトナム語の授業に参加してみることにしました。1週間程度の短い期間ですが、3回以上参加するとベトナム語を学んだという資格?がもらえるそうです。私は留学前にベトナム語の授業を履修したため、内容にそこまで興味はありませんでしたが、周りの友人が友達作りのために行くというのを聞いて、私も行ってみることにしました。 ◯週末の過ごし方 最近は友達に誘われることが多くなり、遊びに行ったり、ご飯を一緒に食べたりすることが先月よりも多くなりました。 ◯友人関係 友達を通じて、友人のバディ(留学中手助けしてくれるFTU生)や他の留学生との交流が増えました。 最近は、留学生向けのベトナム語の授業で知り合ったFTU生たちと新たなコミュニティを築いています。 ◯携帯電話 今月に入ってから急にWiFi環境下のみでしか使えなくなってしまい、バディに相談したところ、私の契約したプランは毎月データをチャージしないといけないとのことでした。また、チャージにはMOMOというPayPayのような電子決済サービスを利用しないといけないらしく、私はアカウントを持っていないため、バディにやってもらいました。 私が契約したVina Phoneのプランは、おそらく日本でいうpovoのようなシステムで、毎月使用する分のデータの容量を選択し、料金を払うというシステムらしいです。今月は9万ドンで7G分を購入しました。 ◯気候 9月に入ってから、湿度が低くなり、朝方や夕方以降はだいぶ過ごしやすくなりました。しかし、日中は日差しが強いです。 ◯衣服 まだまだ夏服で過ごせる日が多いため、日本から持って来た服でなんとか暮らしています。もう少し肌寒くなって来たら秋服や冬服を購入する予定です。
国際コミュニケーション学科 3年 交換
2023-08
月次報告書8月分
洗礼
7月の下旬に到着したので、7月分もこちらに記入します。(授業なし) 【7月分】 ついに出国する日となりました。前日からたくさんの友人たちに激励の言葉をいただき、ようやく実感が沸いて、それまで全くなかった寂しいという感情が急に込み上げてきました。ピークは飛行機が動き出した時です。6時間のフライトを終えて現地に到着し、無事に入国審査を受けて二日目に、事件が起こります。なんと留学中に滞在するアパートを借りたいのに予約サイトでカードが使えない、、、。さらに三日目、なんとか予約できたアパートの場所を実際に確認しに行こうとすると、なんと記載された住所にはアパートなどありませんでした。近くのビルの受付の方が幸運にも日本語を話せる方で、管理人に連絡を取って頂くことができました、が、予約したはずなのに部屋が用意できていないと言われました。挙げ句の果てに体調を崩し、4日間ほど高熱にうなされました。大学のオリエンテーションの日にはなんとか回復しましたが、入国して1週間で散々な目に遭いました。 【8月分】 早速授業が始まりました。FTUの授業のレベルは私が想像していたものよりとても高かったです。まず全員英語がペラペラです。そして思考力も高いです。大学に入って2年間半、言語としての英語と、微々たる一般教養の基礎知識しか持ち合わせていない私にとっては急に大学生活がハードモードになりました。クラスで私1人しか留学生がいない授業もいくつかあります。そのような授業では先生に顔を覚えられてしまうため毎回指名されます。その度に答えられなかったり、トンチンカンな答えを言ったりしてクラスの前で醜態を晒すのが苦痛です。グループワークでも他のメンバーの足を引っ張ってしまって情けない気持ちになりました。大変なこと続きですが頑張ります。 ◯滞在先 入国してから2週間は、住居を探しながらホテルに滞在していました。サービスアパートメントに引っ越したのですが、予約をしたウェブサイト上のトラブルで1ヶ月半しか滞在できないと言われてしまい、新たにアパートを探さなくてはなりませんでした。同じFTUの日本人の留学生の友人たちに相談したところ、彼らのうち何人かが現在住んでいるアパートの大家さんを紹介していただき、10月から借りれることになりました。紆余曲折ありましたが、住居が決まってよかったです。 ◯食事 ベトナム料理はどれもとても美味しいです。そしてコストパフォーマンスがとにかく良いです。例を挙げるとどんぶり一杯のフォーが約230円で食べられます。お腹いっぱいになるくらい量もしっかりあります。 度々クセの強い食材や料理を見かけます。よく東南アジアでは胃腸を壊しやすいと言われていますが、私は今のところ特に何も問題なく過ごしています。他の友人の話を聞くと、体調を崩した人もいるそうなので、やはり個人差があるのだと思います。特に飲み物の氷は水道水で作られていることがあるそうなのでお腹を壊す人が多いそうです。 私の好きなベトナム料理はバインミー、バインセオ、ブンチャーです。 まだまだ知らない料理がたくさんあるのでこれからたくさん試していきます。 ◯通学 現在滞在しているアパートが大学から徒歩5分圏内にあるため、徒歩で通学しています。ちなみにベトナム人は徒歩10分圏内でもバイクやタクシーを利用するそうです。 ◯クラス 先ほども述べたように授業は質もレベルも高いです。また、一コマ2時間半ととても長いので1日で進むスピードも早いです。余談ですが1限は午前6時30分から始まります。 ◯週末の過ごし方 多くの友人たちはよく旅行に行ったり、他の留学生やFTUの学生たちと遊んだりしていますが、私は基本家でYouTubeを観たり、授業の復習をしたりしています。平日が忙しいので週末は貴重です。 ◯友人関係 留学前に以前留学していた本学の先輩を通じてFTUの日本語クラブの学生たちにつなげてもらって何人かのFTU生と交流をしていました。授業が始まってすぐに日本語クラブの学生が大学敷地内を案内してくれたり、クラブの他の学生を紹介してくれたりと、私がFTUに馴染めるようにサポートしてくれました。 オリエンテーションの日にはドイツ人の留学生とお友達になりました。彼女と同じ授業を一つとっているので、定期的に交流しています。 オリエンテーションの日の数日後には、日本人の留学生全員と夜ご飯を食べに行って仲良くなりました。彼らは本当にいい人達で頼りになります。アクティブに行動する人が多く、よくご飯や遊びに誘ってくれるので度々参加させてもらっています。 FTUの学生たちは優しい人ばかりです。英語が通じるのでコミュニケーションもとりやすいです。初回の授業で「この授業ここの教室であってる?」と聞くとみんな友達になってくれます。(この方法で友達を作りました) ◯携帯電話 空港でSIMカードを購入しました。初めは街のお店で購入しようと考えていたのですが、それらしお店が見つからず、結局空港で購入することにしました。1ヶ月で20G使用できます。今考えると、空港で購入した方が比較的安全だと思います。 ◯気候 この時期のハノイはとにかく湿気がすごいです。日本の2倍はある気がします。また、スコールもあるため、いつ雨が降るかわかりません。そのため、折りたたみ傘は毎日持ち歩いています。スコール後は特に湿気がひどいです。 晴れの日は日差しが強く、日傘を指している人もいます。 以上が7月、8月の報告です。幸先があまり良くありませんでしたが、まだ始まったばかりなのでこれからどんどん頑張っていきます。
国際コミュニケーション学科 3年 交換
2023-05
留学成果報告書5月分
1年間の留学生活を終えて
【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1960 ・学生数 16000 ・設置学部 International business economics Business administration Banking and finance International business management Japanese style international business 留学生には特定の決められた学部はなく、興味のある授業をリストの中から好きなだけ選ぶことができた ・その他 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) International business law International communication Business communication Multicultural international communication (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 英語で開かれる授業がリストアップされているため、そこから選ぶ。 ベトナム語での授業は履修できない ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか ある (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 半年毎に30人前後の留学生がいる。そのうち日本人は6人の時もあるし、2人だけの時もある。 現地の学生はみんな活気に溢れていて、高校の部活のように真剣に取り組んでいる。積極的にインターンやボランティア活動にも参加している。 学内は狭く、授業の移動はしやすいが、エレベーターが設置されていない棟があったり、停電が起きたりと日本の大学に比べて整っていない。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 基本的にレポートが最終課題というコースはなく、ほとんどのコースで中間テストと最終テストが行われる。課題はコースによるが、毎回提出ということもある。難易度もそれぞれに違うが、難しいものもあった。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 先生に相談ということは少なく、どうしても理解ができない時は授業中に聞くしかなかった。ほとんどは同じ授業を履修している友達と勉強をしていく中で解決していた。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 大学についての説明と基本的なルールなど。少しのアクティビティーと留学生同士の交流が少しあった。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 履修期間の直前にコースのリストがメールで送られてくるので、すぐに履修登録をしなければならない。第1週後の土日に留学生だけ履修変更ができるので、急にキャンセルになった授業や自分の予想と違ったコースを変更する。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 日本以外の国に長期間住んでみたく、ただ日本に住んでるだけでは得られないことを得れると思ったため。 (2) 留学先を選んだ理由 人気の英語圏の留学先ではないところを選びたかった。英語が第一言語ではないところで英語を学ぶことに興味を持ったため。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 英語を話すことにもう少し慣れておければ、もっと多くの友達と深く関われたと思う。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 事前にベトナム語を少し話せること (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 留学生と、その知り合い 日本企業で働いているベトナム人との交流 ベトナムで働いている日本人との交流 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 授業の内容はコースによって様々で、熱心に教える教授もそうではない教授もいた。また、留学生に優しい先生とそうではない先生、コースによって内容の質は変わってくる。難しさも様々で、私が履修した国際法の授業は特に難しかった。 授業は基本的に大人数の授業であり、現地の生徒だけでなく、留学生も積極的に発言していた。 授業に対しての取り組み方が真剣で積極的な姿勢に刺激を受け、自分も実行していこうと思った。 [7] 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 参加してはいないが、フェイスブックやインスタグラムから探すことができる (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと (9) 留学で達成した最も大きなこと 日本に住んでもつ視野や視点とは違う、ベトナムという日本以外の場所からの考え方や視野を持つことができたこと。日本の良さを再確認して、ベトナムのよさも取り入れていきたいと考えることができたこと。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか ベトナム語の勉強を続けていき、ベトナム語でニュースを読むことができればより国際的な視野が広がると考えた。英語の学習続けていきたい。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 特になし (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 学校が発行して送ってくれるため、空港に着いた際に申請する。30分ぐらいで終わる。 学校が発行してくれるのはシングルビザであり、留学中に他の国に旅行をしたい場合は留学前に大学にマルチプルビザを発行してくれるよう頼むほうがいいと思う。現地について大学に申請することもできるが、1ヶ月かかる。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) ベトジェット (4) 渡航したルート 直行便 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 住居まではバスで90分かけて行き、バス停で大家さんと合流したが、バスは最初に乗りには難易度が高い。1番いいのは大家さんが空港まで迎えにきてくれることだが、それがない場合はGrabというアプリを使ってタクシーを空港まで呼ぶこと。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 初めはAirbnbで1ヶ月住み、その後に学校の家を探してくれるサークルの子と繋がって紹介してもらった。留学前に学校から送られてくる住居地リストから選んで連絡する手順が1番いいと考える。家賃は安くて2万から3万で探せるが、便利さや安心を求めるなら4万以上のところを見つけたほうがいい。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 25000円と光熱費(約3000から4000円)、IHとドライヤーは実費、電子レンジなし、あとは全て揃っている。 掃除サービスはなく、自分での掃除 1階に大家さん家族が住んでいて、7階に住んでいた。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 自炊するより外食をしたりデリバリーを頼む方が安いことがほとんどだが、日本食が食べたくなるときは自炊をする方がいいと思う。日本食のスーパーがたくさんあるが割高なので、日本から持っていけるなら持って行ったほうがいいと考える。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 現地で銀行口座を開設すれば、現地の友達とネットバンキングでやり取りができる。←1番便利 日本の口座から、ベトナムの口座にWiseというサイトから送金していた。 ATMからキャッシング←Visaカードが1番いい 上記が不安な人は日本からある程度現金を持ち込んで少しずつ換金をしていた。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 最初は空港でSIMを買い、そのあとはアプリから毎月決まった金額を払って使っていた。 コンビニでも買える。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) ほぼ全てのレストランやカフェにWi-Fiはあり、比較的早い。学校のWi-Fiだけ、棟の上の方に行くと全く使えない。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 友達は現地にある日本の病院にかかった。日本と変わらない対応だったらしい。 (5) 日本から持っていくべきもの 薬 ボールペン(無印はある) (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 治安はよく、ひったくりをされたという話も周りからは聞いたことがないが一応気をつけるべきだと思う。ぼったくりはそこらじゅうにあり、特に日本人は狙われやすかった。そこまで大きい額の要求はなかったが、定価を知ってから買う方がいいと思う。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 友達と外食に行くかデリバリーをすることが多かったが、自炊も時々していた。市場は家の前にあったが、ベトナム語が話せないため、歩いて10分ほどのところに2つスーパーがありそこに行って材料を調達していた。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) インスタグラムかフェイスブック、友達から聞いていた。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 綺麗さは全然違う。トイレは高級な店に行けば綺麗だが、安いローカルなお店は基本汚い。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 別の国での就職 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 国際的な視野をより広げるために今回得た、繋がりや新しい考え方を活かしてもっと広げていきたい。繋がりも増やしていきたい。 今回の留学でベトナム人の日本企業へのアプローチや仕事内容を知ることができ、興味が湧いた。ベトナムの企業の日本進出やその逆のことに携わるような仕事も考えている。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学をすることで語学だけを磨くのではなく、絶対にそれ以上のことを得ることができるので、挑戦することがいいと思う。
国際コミュニケーション学科 4年 推薦
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